いつまでも

巻き起こす5人組を応援するブログです。どうせなら、いいとこばっかり見ていこう。周りを下げずに、マイナスなことは言わずに、信じてきたものだけをいつまでも信じ続けよう。というスタンスです。

嵐がYouTube始めたってよ

こんばんは、あんずです。

 

 

令和史上、最も令和らしい出来事が起こりました。

嵐がYouTubeを始めました

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ARASHI - YouTube

 

〜新人YouTuber・嵐の歩み〜

10月9日、突如としてYouTubeに登場

(アカウントは今年の8/20には作成されていた模様)

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17時頃、歴代のMV5本をフルバージョンでアップ

(A・RA・SHI,Love so sweet,Happiness,truth,Monster)

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24:00時点で登録者数42万6000人となり、1日の登録者増加数日本記録を樹立(何が怖いって、17時から24時よ…)

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翌日10日の20:45頃、登録者数100万人に到達し100万人突破日本最速記録を樹立

(それまでの最速記録は18日間なので、約1日間(28時間)への大幅塗り替え。更に怖いのは、嵐は一切予告なしだったということ)

なお、この日増加した登録者数は63万4000人で、前日に自身で打ち立てた日本記録を更新

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14日現在、アップした動画5本すべてが再生回数300万回を超える

(Monsterに至っては400万回超え)

 

…いや、なんて言ったらいいか分からないけど凄くない?

普通に凄くない?っていうか、普通じゃなく凄くない?え、何これ?←今この状態

 

YouTubeに登場することすら革命なのに、その後が目まぐるしすぎて「まぁ、嵐ってやっぱりこういう感じだよね」と納得してしまう不思議。

YouTube大好きな知人に「いや、まだ5本しか動画ないのに1日で100万人はえげつないから!しかも全部満遍なく再生されるって当たり前じゃないからね!」と熱弁されても「そうなの?」としか返せない恐怖。

改めて嵐の凄さ(彼らなら出来るだろうと思わせてしまうだけの実績を残してきたこととその期待に毎回応えてきたこと)を実感したここ数日です。

 

とにかくYouTube of ARASHIを全世界の方々に見てほしいのでただただ宣伝する記事を書こうと思ったのですが、私がその尊さをどんなに語ったとしても、実際に動画で見ることには到底叶いません。

そこで今回は普段マーケティングなどに関わる一嵐ファンとして、ビジネス視点で色々分析してみたいと思います。(この記事はあくまで、分析と嵐大好き芸人である私個人の見解ですので悪しからず)

 

 

 

 

嵐のYouTube第一歩目はなぜ成功したのか

新たな事業展開を行う際、ほとんどの企業が念入りに戦略を立ててから取り組むものの、最初のうちは思った結果が出なかったり多かれ少なかれネガティブレビューを受けることがほとんど。

しかし、今回嵐が行った事業展開(YouTube進出)は、一瞬で広まったと同時に様々なニーズを持つ人たちに受け入れられました。その理由とは何なのでしょうか。

 

計画力と組織力

嵐のYouTube進出は、アカウント開設日から2ヶ月弱の日数が経っているのに加え、嵐ほどスケールの大きいチームだと企画から実行までにも相当の時間を要するはずなので、かなり前から入念に立てられていた計画だろうと思います。

そしてその計画は、きっと我々が思う以上に先の未来まで見つめていて。初動画をこのタイミングで出したのはMV集「5×20 ALL  the BEST!! CLIPS 1999-2019」(ちゃっかり宣伝)の発売に合わせてだと思いますが、もっとやりたいことがあるからこそYouTubeに踏み切ったはずです。なので、初歩で躓かなかったのは彼らの計画が成功したからではなく、彼らの計画が順調に動き出したからということです。嵐のこの長期スパンでの計画力にはいつも驚かされます。

 

さらに事業が順調にスタートするために欠かせないのは、それを取り巻く組織がきちんと機能しているかどうか。内部から情報が漏れる組織がいずれ噛み合わなくなることは、様々な事例で周知の事実だと思います。

一方チーム・嵐は今回のことに限らず、本人もしくは関係者から外部へ故意に情報が流されることがほとんどありません。(過去にないほど大規模なツアーの詳細、大きな仕事、大切な決断etc...)

水面下で動いている仕事量と人数はどこにも増して多いはずなのにそれが軽率に漏れないということは、相当の意識確認と意思疎通が行われている証拠だと思います。(So 彼らがホントの関係者 Yeah)←ごめんなさい、たまにふざけます

そういった面をきちんと守れる人が選ばれているのか、その組織にいるから守れるようになるのかは分かりませんが、軽視されがちな“守秘義務”という基礎を当たり前に行える組織力が、彼らの計画を順調に進める大きな要因の一つではないかと感じます。

 

自らが築き上げたネームバリュー

ネームバリューとはその名の通り、世間での知名度や名前そのものが持つ価値を表すのですが、彼らが20年掛けて「嵐」をある種の固有名詞にして価値を上げ続けてきたことが大きいと思います。「嵐の〜」と聞くだけで一定の人たちが興味を示すという状況を作るには、彼らの努力が欠かせません。

 

そんな圧倒的なネームバリューを持つ彼らですが、今の時代だからこその弱みが。それは“今までデジタル進出をしてこなかった”ということです。ソーシャルメディアが人々の関心の中心になった現代において、その場に登場しないというのは自らを衰退させていくかもしれない危機的状況だったわけです。

それでも急激な落ち込みを見せなかったのは、彼らの代わりに「嵐」を背負うインフルエンサー(これまでにSNS上で「嵐」に触れた全ての人たち。嵐がいない世界の中で、いわば概念としての「嵐」を存在させていた)が情報を発信・共有し続けていたからなのですが、当の本人がそこに登場したんじゃ、そりゃ色々巻き起こるよね!という感じです。(まとめが雑)

 

 

YouTubeを行うメリットとは

M1層・F1層に存在感を再び提示できる

マーケティングではターゲットとなる顧客の年齢層をC層〜F3層で区分するのですが、M1層は20〜34歳の男性、F1層は20〜34歳の女性を表します。

彼らは、「嵐バブル」と呼ばれた人気急上昇の2009年前後を学生時代に経験しているというのが特徴です。その時代までは主にテレビが娯楽の中心だったので、流行の影響力は今とは比にならないほど大きいものでした。その上、同年代との集団生活をしている時期は周りからの影響も受けやすいものです。全ての人とまでは言いませんが、実際「運動会でHappinessが流れてた!」という人や「友達みんな嵐好きだったから、よく分からないけど自分も好きだった!」「みんな見てたから嵐の番組見てたよ!」という人は多いのではないでしょうか。(当時小学生だった知り合いに聞いてみたら、クラスの女子全員で「嵐の中で一番彼氏にしたい人」ランキングを作って、学級通信に載せてもらったらしい。嵐も君たちもなかなか強いぞ…)

 

彼・彼女たちの中で、今も嵐ファンという人ももちろんいると思いますが、おそらく環境の変化や知識の増加を経て様々なジャンルに分散していった人も多いはずです。そして彼らの中心はやがてSNSになり、広く浅く(もしくは広く深く)興味を持つようになり…。しかし彼らのほとんどは、嵐にマイナス感情を持って離れたわけではありません。それはクラス替えで自然と距離ができた関係のような。そこで、今回の出来事が大きな役割を果たすのです。

“青春”の後ろで流れていた音楽に、もう一度出会う。彼らの存在を、もう一度身近に感じる。

「懐かしいね!元気だった?今何してるの?」という再会が至るところで行われるというのが、嵐がYouTubeに登場した一つの意味であり、重視されるべきメリットではないかと思います。(コメント欄でも分かるように、ファンではなくても嵐との思い出を語れる人が多いのがその象徴です。YouTubeユーザーに多い年齢層の人たちが、嵐と以前に関わっているという前提が今回の成功にもつながったと思います)

日本全体が同じ方向を向きやすかったあの時代に嵐が広く認知されたことは、嵐が長く輝き続けるために必要なことだったと改めて感じました。

 

世界に嵐を巻き起こせる

私達が「あの洋楽ちょっと聴いてみたい」と思ったときに、YouTubeで公式のMusic Videoを見れるというのはなかなか便利な時代です。そのようにして、現代は色々な国のカルチャーに簡単に触れることができます。

同じように、嵐がYouTubeに登場したということは、世界中の人が顧客になる可能性が広がったということです。実際、嵐がYouTubeを始めたというニュースが日本だけではなくアジアの国々でトレンド入りしていたり、日本語のコメントと同じくらい多国語のコメントで溢れていることからも、その影響力の大きさを伺い知れます。

(嵐は過去にアジアツアーを何度かしているものの、それから干支が一周するくらいの年月が経っているし、英語圏への進出は少ないため、今回のコメント欄に「嵐がYouTubeを始めることを心待ちにしていた」という内容の様々な言語が並んでいるのを見て、伝わるべきものは伝わるんだなぁとしみじみしました。そして、当然のようにリアルタイムで嵐に触れることができる環境のありがたみも感じた今日この頃の私です)

 

 

考えられるデメリットときっと大丈夫な理由

ネット上で済むならCD・DVDの売上が落ちるのでは?

これは確かに懸念される事柄です。モノよりデータが重宝される時代。若者の間で人気とされるアーティストでも、CD・DVDよりデジタル配信をメインにする人たちのほうが多いというのが現状です。(デジタル配信しかしないアーティストもいるくらい)

 

しかし(あくまで私の予測ですが)嵐はデジタル分野で市場拡大することはあっても(YouTubeと同時にサブスクも解禁となりました)、CD・DVDなどの売上が大幅に減少することはないと思います。

長く活動していれば、購買を続ける人たちはある程度固定されていき、嵐も例外ではありません。必ず超える一定の枚数が固定客の数を表していると思うのですが、嵐の特徴は、毎回+αが多いことです。とても20年活動しているベテランアイドルとは思えないくらい、多いのです。(最新シングル「BRAVE」で言うなら、+αが15万〜25万枚くらい)

誕生して間もないアーティストではないのに、これだけの人に購買欲を与えることが出来るのは、新たな可能性を生みながら自らの価値を高めている彼らの継続的な努力の結果でしかないのですが、

これらの統計からしてその+αの人たちがサブスクの方に流れたとしても、固定客の存在と、嵐サイドがしている必ず新たな+αが生まれる仕組みによって、CD・DVDはこれからもコンスタントな売れ行きを見せると思います。

 

 

これから進む方向は?

大成功したものの、出落ちしてしまったということがないようにするために(嵐が出落ちすることは多分ないが)これからはYouTubeという市場で、自分たちの強みを最大限に活かしていかなければいけません。

現在の再生回数から分析すると、すこぶるファンというわけではない一般の人たちは普段の嵐では見ることができない姿を求めているようです。(いつものイメージに近い「Happiness」よりバリバリ踊る「Monster」の方が見られていることからして)

ですので、「凄いらしい」ことは伝わりながらも中々一般の人に届かないライブの様子など「アイドル」姿を魅せていくなら、更に注目されるのではないかと思います。

あとは最新作のプロモーションをいかに上手く行うか、です。ファンが「売る気ないの⁉」と突っ込みたくなるほど嵐は販売促進に力を入れないのですが(それでも売れるから怖い)、せっかく伝える機会が増えたのでぜひ使ってほしいなと思います。そうすればデータとモノの相乗効果でもっと嵐が巻き起こるはず!

まぁ、ファンがああだこうだ言わなくても、嵐はこちらがビックリするほどのものを準備してくれていると思うので、その辺に不安はないです!ついていきます!←ちょろい

 

 

…という感じで色々書きましたが。

とにかく、悪いことは言いません。嵐のYouTubeを見てください。

 

www.youtube.com

 

 

 

 

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。